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ギリシアのポリス(都市国家)アテネで
クレイステネスは氏族制を廃止し
人類初の選挙によって暴君化した僭主を追放した

これを機に貴族政治や僭主政治の再現が徹底的に阻止され
紀元前508年には経済の発展で力を蓄えた民衆(demos)の代表による
人類初の民主政治(democracy)が実施された

この時の選挙はostracismとゆー投票方法で
陶片に危険人物の名を記してもらい
それが6,000票を越えると10年間の国外追放になるとゆー消去法で
投票に使用した陶片(ostracon)よりostracismの名がある

民主政治は降って湧いたように出現したのでなく
この前の時代のソロンとペイシストラトスの経済政策が功を奏したコトにより
土地貴族の力は弱まり商人がその分力をつけたとゆー下地によって
その道のりの第一歩を築いたんだと思うし
クレイステネスの民主政治の実体は
まだ明確な民主政治とは言い難かったし
この後の時代のペリクレスによるアテネ全盛期では
「名は民主主義だが実は一人の支配」
と言われるほどに独裁的であった

もちろんペリクレスの設立した
立法・行政・司法の最高機関である民会(ekklesia)も
18歳以上の自由市民男子に限定されてて
女子や奴隷には同じ権利はなかったんである

アテネの奴隷は売買によって個人が所有する家内奴隷で
一部ラウレイオン銀山などに生産専門の公共奴隷がいたくらいであるが
これに対してスパルタはそのほとんどが公共奴隷(helot)で
これらはドーリア人侵入時の被征服民(原住民)によるので
その数は征服民であるドーリア人
つまりスパルタの完全市民(spartiatai)の数倍もいた
ちなみにアテネはイオニア人の集住によって形成された
被征服型ポリスである

女子供と奴隷をひたすら働かせておいて
男は政治や軍事や経済動向に夢中だったとゆーのが実態かな(-_-;)?

この民主政治によってアテネは国力を強靭なものにし
やがてアッティカを支配するに至る

ヘロドトスの『歴史:ペルシア戦争史』にも

政治的平等がいかに素晴らしいかは、次の例で判る。
つまり、僭主の支配下にあったアテネ人は
近隣のどの国よりも戦力が劣っていたが
僭主から解放されると他を凌ぐ強国になった。

とある

歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)歴史(中) (岩波文庫 青 405-2)歴史 下 (岩波文庫 青 405-3)

しかしペリクレスの民主政治は
ともすると僭主以上に独裁的だったかもしれナイ
要するにそれは市民の意識の差なのだ
僭主によって自分たちが貶められてるか
自分たちによって民主政治が支えられ
その頂点に立つ者を自分たちが選んだかどうか

どんなに優れた政治家でも
民衆にそういった気持ちを持たせた上で支持されてなければ
ただの独裁者にしか見られナイ

自分の立場ばかりを憂いてるような政治家の
ここのトコロの慌てふためきブリの滑稽さには
コメディアンのセンスは感じるが政治家としての魅力は感じられナイ

どの政治家もostracismで追放されそうな勢いはあるねw
さて、デモス(民衆)の皆さんのご意見はいかがでしょう?

トロイ戦争ヲタとして
これまで細々と資料を集めて生きてきて
まさか21世紀になってから
改めて映画化されるとは思わなんだが
そうしてヲタを自認しつつも
劇場公開時には行きそびれるとも思わなんだ。(´д`;)ギャボ

しかも発売日を待ち望んでDVDを購入するも
パッケージも開けずに数ヵ月経過・・・

それが昨夜、ようやく観るに至ったワケだが
いつまでもぐずぐずして乗り気ではなかったのは
原典とのズレが受け入れられナイのを
なんとなく予感してたからで
結果から言えば
その予感は残念ながら的中してた。(゚д゚lll)ギャボ

とはいえ
自分が目にした初のトロイ戦争映像化作品なので
ヲタとしてはそれだけで多少は贔屓目に観てしまったが
それにしたって全体的な感想としては
「ガッカリ」だったのは否めナイ

もちろん2時間ちょっとに詰め込むのには
無理がある内容だってのは
重々承知してるので
エピソードの盛り込みが手薄になるのは
物理的に仕方ナイと考慮できなくもナイ

でもそれに合わせて
基本的な設定まで変えられてたら
違和感を抱かずにはいられず
そのために愛着のあるキャラクターが
粗略に扱われて本領発揮できずにいたりしたら
そりゃあもう憤懣遣る方無いってモノで
違和感ドコロか反感さえ持った次第

はっきり言って
パリスもパトロクロスも酷過ぎて
見るに耐えなかった(゚*゚;)

いや、見映えは良かっただけに
役ドコロがお粗末過ぎて
見るに忍びなかった、が正しい!

これまでに自分が彼らに惹かれた部分が
微塵も反映されておらず
まるでただのバカみたいだったw

特にパリスは無類のダメ人間設定で
恐らく観てる人の殆どが
そんなパリスを腹立たしく感じてただろうが
そんなパリスを捏造してるコトにこそ
自分は腹が立ったね

逆にオデュッセウスやアキレウスは
゚+.(・∀・)゚+.゚イイ人に描かれ過ぎてしまってて
奸智に長けたオデュッセウスだのに
奸計からすっかり毒気が抜けてしまって
賢者みたいになってるし
キレやすくて駄々っ子でマザコンのアキレウスも
妙に貫禄があって落ち着いてて
別人のようですが誰得なんでしょう?

確かにアキレウスは主役なので
あくまでもカッコよくなくてはってので
誰得ったらブラピファン得かwww

それにしたって
主人公は死なず、なのでか
トロイの木馬に入る場面まで生き延びるとか
物語の整合性を乱しまくってるんだがね

唯一のハマり役はヘクトルだけだった気がするも
ヘクトルはどう転んでも生真面目なだけで
誰がどう脚色しようとも
それだけのつまらんキャラなのだとも言えるか?!

そう言えば
肝心のアキレウスの女装シーンが
見事にすっ飛ばされてたが
あのムキムキのブラピが女装したら
王女でナイのは誰の目にも明らかで
オデュッセウスの出る幕はナイ・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

そもそも根本的に間違ってると思うのは
人間以外が一切排除されてるコトで
アキレウスの母親のテティス(海のニンフ)だけが
老いた人間の女性になって登場してて
テティスに任されてアキレウスを養育したのに
ケンタウロスのケイロンは登場せず
神々も一切出てこず・・・
いや、これってギリシア神話なんすけど(-_-;)

そして世界一の美女であるはずの
トロイ戦争の要因となったヘレン(ヘレネ)は
可憐な美少女と言った風情で
この映画では完全に脇役になってて
その夫のメネラオスに至っては
兄アガメムノンと共に
単なるデブの悪漢キャラで
本来ならヘレンには9歳の娘がいて
少なくとも10年近くは夫婦って設定が
完璧に崩壊してる辺りが
よくもここまで軽薄な映画に仕上げられたと
ハリウッド映画の娯楽大作至上主義に
改めて心から嫌気が差したね

別次元でやはり名優だと感服したのは
トロイの王プリアモスに扮したピーター・オトゥールで
敵陣に息子の亡骸の返還を要求に行く場面では
不覚にも涙してしまった