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つばめの謎を解く

『幸福な王子(もしくは幸福の王子)』を読んでて
引っかかる部分がいくつかあるが
中でもつばめに関して色々と気になってた

いつか調べようと思ってたのを
この数ヵ月かけてやっと調べ尽くしたが
最も不可思議に感じてたのは
つばめが王子にエジプトの様子を話してる際に
バールベック神殿が出てくるトコロだ

現在、バールベック神殿自体は存在せず
とゆーか、ローマ時代には既に土台しか無くなってて
ウェヌス、ユピテル、バッカスの各々の神殿が建てられたのだが
残存してる部分が世界遺産とされてるバールベックの遺跡だ

写真はその内のバッカス神殿だが
とにかく遺跡があるのはエジプトではなくレバノンなのだ

エジプトのカイロからレバノンのベイルートまでの距離とすれば
583.19kmも離れてて、東京から青森までの距離に相当するが
ベイルートからバールベックの遺跡までが更に85㎞だ

確かにつばめは1日に300㎞以上も飛べるそうだから
丸2日かけて飛んでって往復4日程で戻ってくるのは不可能ではナイ

ましてや、この変わり者のつばめなら
渡り先のエジプトからレバノンまでの小旅行を楽しんだって
おかしくはナイ・・・おかしくはナイが
どうも釈然としナイのは疑念が拭い切れナイからだ

もしかしてワイルドは
バールベックがエジプトにあると勘違いをしてるのか?!

ところがワイルドのつばめには典拠があった!

それがテオフィル・ゴーティエ(もしくはゴーチエ)の詩で
「燕たちのひそひそ話」なるタイトルと知って
とりあえず家中のフランス人の詩が載ってる本を漁り
ゴーティエの詩の本を買ってみたりしたが
それらしい詩は見つからず
ググりまくってやっとネット上で探し当てた!!

Ce que disent les hirondelles

これをGoogle翻訳にかけてみたら
つばめらが話してる中にバールベックがあって
アテネにあるパルテノン神殿や
カイロのミナレットと一緒くたになってた

それにしてもピラミッドはわかるが
ミナレットって何だろうとググってみると
イスラム教の宗教施設の塔のコトで
カイロのイブン・トゥールーン・モスクのミナレットの写真があった

また、このつばめの詩はゴーティエが
エミール・ガレに贈った詩らしいと判明し
詩の一部と挿絵の描かれたガレのランプが存在すると知り・・・

これとは別の形のランプが日本にあるコトまで突き止めた^^
エミール ガレ美術館蔵『燕文両耳付鶴首花器(つばめたちのひそひそ話)』