トヨタマとシラタマ(ウミサチ・ヤマサチ)

白玉(シラタマ)のようだと
妻のトヨタマビメに詠われたホオリノミコトが
どれほどの美形だったのかは興味がある(*^^*)

白玉とは真珠で
真珠と言えば貝から作られる宝石

真珠をつくる (ベルソーブックス)真珠 (NHK美の壼)真珠の博物誌

トヨタマは海の神であるワダツミノカミの娘で
真珠は海の住人からしたら
最も美しく尊い宝石だったのだろう
つまり「白玉」とは
トヨタマの最高峰の美への賛辞なのだった

そもそもトヨタマは
ホオリに一目惚れしたとか
そんなまどろっこしいモノではなく
会った瞬間に堪えきれずに押し倒して
すぐさまSEXしてるるる~
しかもそうして2人がコトに至るまでの
トヨタマの侍女の行動からも
ホオリがたいそうな美形であったと考察できるのだ

なんせこの侍女は
トヨタマの命で水を汲みにやってきて
井戸の中に【光るモノ】を見つけるのだ!
そして水面に映る【光るモノ】の正体を仰ぎ見ると
桂の木の上にホオリが座ってたのだ!!

実際はホオリが光ってたのではなく
桂の木の木洩れ日なのだろうが
木洩れ日を携えてる=逆光ながらも
燦然と光り輝くような美貌を認めたので
侍女は仰ぎ見ずにはいられなかったワケであるるる~

そうして目のあたりにしたホオリの美しさに
侍女は我を忘れるほど陶酔しつつも
疑問が脳裏を掠める・・・

なぜここにこんな男がいるのだろう?

海の国は海を渡ってしか行けナイ閉鎖的な場所なので
そこを統治するワダツミノカミの娘の侍女が
見知らぬ男などいようはずもなく
ましてや並外れた美男なら尚のコト
誰にも知られずに佇んでるとは不自然極まりナイ

侍女はそんな不可思議さも相俟って
呆然とホオリに見とれるコトしかできナイでいたに違いナイが
そんな侍女の心中を見透かすように
ホオリが侍女に声をかけてキタ――(゚∀゚)――!!

「水が欲しい」

我に返った侍女・・・
いや、平常心を取り戻そうとしながらも
恐らく動転したままの侍女は
持ってた水瓶に水を汲んでホオリに差し上げたが
ホオリはこれを飲もうとはせずに
首に巻いてた玉を外して
口に含んでから水瓶の中に吐き出した

このホオリの不審な行動の解釈はかなり難解だが
話を遡れば、ホオリが海の国に来たのは
無理難題を解決する知恵を授かるためだった

それにはまず
ホオリに味方するシオツチノカミに言われた通り
桂の木の上に座ってるしかなかったし
そこにどんなに得体の知れないモノが現れても
そいつにすがるしかなかったのだが
現れたのはトヨタマの侍女だった

とはいえ
ホオリには誰なのかはわからなかったので
とにもかくにもまずは声をかけたのだろうが
井戸端で水瓶を持った女に「水が欲しい」とは
何のひねりもなさ過ぎw

このホオリの無骨ブリは
童貞でまるで女慣れしてナイか
逆にワザとぎこちなく装って気を惹こうと
画策できるほど女に長けてるか
どちらかだろうと予測できるのだが
これはそのルックスに見合わナイ前者が正解だろうて

日本の神話〈第6巻〉うみさち やまさち

なんせホオリはこれまで
ヤマサチビコ(山佐知毘古)との別名の通り
明けても暮れても山に篭って狩猟をしてたので
間違いなく女っ気ゼロだ

そしてホオリの兄であるホデリノミコトも
ウミサチビコ(海佐知毘古)として
やはり日々漁撈に明け暮れてたのだが
ある時、何を思ったか
ホオリは狩猟でなく
釣りをしようと思い立つ

ホオリは釣針ウミサチを
兄ホデリに借りて釣りをしたが
結局一匹も釣れず仕舞いで
あろうコトかウミサチを海中に落として
紛失。(゚д゚lll)ギャボ

ホオリは申し訳なく思って
ホデリに代用品を献上するのだが
ウミサチを返せ、の一点張りで
困り果てたホオリはシオツチノカミの導きで
問題解決の力になってもらおうと
ワダツミノカミの元へやってきたのだった

このホデリの執拗な責任追及の裏には
困惑するホオリの姿に嬉々とする
ホデリの嫉妬心が垣間見られる

何度もその美しさが称賛されるホオリに比べて
その容貌に全く記述がナイホデリは
特筆すべきブ男でナイとしても
稀有な美貌を誇るホオリと比較されたら
居た堪れなかっただろうから
元よりホデリは一方的にホオリに対して
憎悪を抱いてたのでは?

話を元に戻すと
ワダツミの国までやってきたホオリが
最初に会ったのはトヨタマの侍女で
ホオリは侍女を不器用にナンパ(?)するが
侍女の方も更にぎこちなくも
言われた通りのリアクションだったw

想像するに侍女は
水を汲みながら頬を紅潮させ
水瓶を持つ手も自らの動悸で震えてて
ようやく差し出した水瓶には
水が入ってなかったかもしれんてヽ(゚∀。)ノ

「水が欲しい」と声をかけて
出された水瓶が空。(゚д゚lll)ギャボ

だとすると、ホオリとしては
首に巻いてた玉を外して
口に含んでから水瓶の中に吐き出すなんて
奇異な振る舞いをするしかなかったのだろう?!
なんてのは強引な解釈過ぎるかw
この件はどう考えても意味がわからん???

しかもホオリが吐き出した玉は
水瓶にくっついて取れなくなってしまい
侍女はこの玉がくっついたままの水瓶を持ち帰り
トヨタマに差し出す

トヨタマが侍女に
その怪しい玉の所以を問い質すと
侍女は一部始終を説明したが
一部始終ったってほんの数分の出来事だったろうし
ホオリがハンサムでなかったら
報告するまでもナイコトだったに違いナイが
謎のイケメンの出現は
2人の女にとっては一大事だった!

そうとわかるのは
侍女の失礼極まりナイ発言と
それに対するトヨタマの行動だ!!

「お父様(ワダツミノカミ)よりも尊い風貌」ですと。(´д`;)ギャボ

フツーは国の統治者の娘の立場からしたら
当の統治者である父親に対して
侍女がこんな発言したら憤慨して然るべきだが
そうと訊くなり、どれほどのモノかと
大慌てで確認に行くトヨタマだった・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

そして先述の
「会った瞬間に堪えきれずに押し倒してすぐさまSEX」
に至るのだった

そちらに長けたトヨタマにとって
童貞のホオリなぞ赤子の手を捻るが如くで
男なんて挿入させてしまえばこっちのモノなどと
ほくそ笑みつつ誘惑するトヨタマと
知恵を授かりたいがため、なんて建前以上に
本能的に無抵抗で押し倒されるホオリが
目に浮かぶわ・・・ヽ(゚∀。)ノ

事後、トヨタマは
ホオリをこのまま手元に置きたいと思い
とりあえず何事もなかったように身支度を整えて
ホオリの乱れも丁寧に直し
家に入って(ってコトはアオカンだったのか?!)
父親にまるで他人事のようにのたまう

「美しく立派な男が訪ねて来ております」

ワダツミはさすが神だけあってか
男がアマテラス直系の子孫の
ソラツヒコ(ホオリノミコトの別名)であると知ってて
ご馳走と共に娘のトヨタマも差し上げてまで
ホオリをもてなしたw

そしてもてなしは3年も続いたwww

当初の目的はどうなってんだ、ホオリ・・・(゚Д゚+)ゴルァ!!

こうしてワダツミは
首尾よく娘をホオリの妃にした(実はトヨタマの実力だがw)

たまたま訪れた皇子が
娘を見初めて交わるのはありだが
たいてい一夜限りと相場が決まってるので
3年もの間、ホオリに目的を忘れさせるほど
性戯を施し続けたであろうトヨタマ

その後580年もの間、ホオリは生涯トヨタマ以外に妻を娶るコトがなかったのだから
トヨタマはよほどの性豪だったのだろうと感心するるる~

さて3年後から順を追って話を進めると
3年経ってホオリはようやく目的を思い出しワタツミの国に来た理由を明かすと
ワタツミはさすが海の神だけに水底のウミサチの所在はすぐに判明した
ウミサチを取り戻すコトができたホオリはホデリにウミサチを返しに行くが
この時ワタツミはホオリに知恵と2つの玉を授けて鮫に乗せて送らせた

ホオリがホデリにウミサチを返してワタツミに言われた通りにしてから3年が経つと
ホデリは貧乏になって逆恨みをしてホオリを攻めて来た
ホオリはワタツミからもらったシオミツ玉によってホデリを溺れさせて
ホデリが助けを求めてきたら今度はシオフル玉で水を引かせて救ってやったので
これでホデリはホオリに降参して地面に頭をつけて忠誠を誓った

ホデリのホオリに対する敵対心は自らの生活苦を逆恨みしてしまうあたりにも出てるが
それに乗じて攻め込んでくるとは尋常ではナイ・・・((((; ゜Д゜))) ガクガクブルブル

血を分けた兄弟で皇位を争って殺し合うのは珍しくナイがそれだけではナイだろう
恵まれた容姿はそれだけで他人には愛でられ賞賛されるが
それ故に肉親の妬みを買うコトもあるのだ

それにしてもホデリとホオリの間には
産まれた時の記述しかナイがもう1人ホスセリとゆー名の兄弟がいるはずで
この3人兄弟は父親に認知されナイまま産まれてるのは先述の通りだ
それでも天孫ニニギには他に子がいなかったので
この兄弟だけが皇位(?)継承者だった

天孫降臨の夢―藤原不比等のプロジェクト (NHKブックス)

この先は勝手な解釈だが
仮にも皇太子であるホオリとホデリがなぜ狩猟と漁撈に明け暮れてたのかは
まさかそれで生計を立ててたワケでもなく趣味として興じてて
2人の争いのきっかけになった釣針ウミサチ然り、両者それぞれに良い道具を持ってて
それによって大量の獲物を得るコトを愉しんでたのではナイだろうか?

一方ワタツミはそうしてウミサチによって魚が乱獲される状況を見逃すワケにいかず
魚を総て呼び寄せて隠しておいてウミサチをも盗って隠した・・・
それが偶然にもホオリがウミサチを借りて釣りをしてた日だったとしたらどうだろう?
ホオリ側(地上)もワタツミ側(海中)も事情を知ってるシオツチノカミが
ホオリの味方をしてかもしかしたら先にワタツミに話を付けといて逆に頼まれてか
ワタツミの国へ行くようにホオリに指示した・・・?!

ワタツミは海に君臨してたが地上の国と姻戚を結びたかったかあるいは娘かわいさでか
ともかく地上の国の皇子ほど娘の婿に相応しい相手は望めナイ、とホオリを見初めてたかもしれナイ
いずれにしろワタツミは地上の国の皇子であるホオリには好意的だったが
その兄の同じく地上の国の皇子であるホデリには敵対心を持ってた
ホデリがウミサチビコであり自らが海を司どっていたから・・・なんとも理に適ってるるる~

さてホオリがホデリを服従させた頃
既に身籠っていて産み月に差し掛かったトヨタマが子供を認知してもらおうと
ワタツミの国からホオリのいる高千穂の宮までやってきた
ホオリは誰かさんと違ってトヨタマを快く迎え入れていよいよ子供が産まれるとゆー時
トヨタマはホオリにこんなお願いをした
「産んでる姿を決して見ナイで」

鶴の恩返しでもあったがダンナに見られたくナイ姿は本来の姿なのだ
しかし禁じられると余計に禁を破りたくなる人の性で
見てしまった・・・(゚*゚;)

トヨタマの本来の姿はさすが海の神の娘と言おうか
鮫・・・バタリ ゙〓■●゙

鶴でも驚くが大きな鮫が腹這いになってのた打ち回ってたら逃げたくなるのは仕方ナイ
トヨタマは人の姿の時は大胆不敵な女だが鮫の姿の時は恥らう乙女のようで
恥ずかしさに耐えかねて産んだ子供を置いてワタツミの国に帰って
しかも坂を塞いで通れなくしてしまい以来2度とホオリに会うコトはなかった・・・

それでもホオリのコトが忘れられずに妹のタマヨリビメに歌を託して遣わした

赤玉は 緒さへ光れど 白玉の君が装し 貴くありけり

玉は宝石のコトで赤いとなるとこの時代だからルビーやガーネットではなく
恐らく古くから印材にも使われてた鶏血石あたりかと思われる
それが緒さえも光る、つまり玉を繋げてる糸さえも赤く光って見えるくらいに美しいが
真珠のようなあなたの姿ほど尊い美しさはありません
ってなカンジか?
「白玉の(ような)君が装し」とは身に着けてるからこそ(赤玉は)尊いのです
なのかな~?

どう解釈するにしてもホオリに対して最上級の美の形容として
【シラタマ】とゆー言葉を使ってるのは間違いナイ

ホオリはこれに対して「あなたと寝たコトは一生忘れナイ」と返歌して
新たに妻を娶らずに580年を過ごした・・・
のか、天皇家の系譜に関係ナイから記述がナイだけか?

付け加えるとこの歌のやり取りに遣わされたタマヨリは
ホオリとトヨタマの一粒種の皇子を育ててのちにこの皇子の妻になり4人の子供を産む
皇子からしたらタマヨリは叔母に当たるワケだ
いや、それよりもトヨタマの姉妹とゆーコトはタマヨリも鮫のはずで
皇子自身が鮫とのハーフなんだから4人の子供は鮫とのクォーター・・・しかも1/4の方が人!
そしてこの3/4が鮫とゆー4人の子供の中で末の皇子こそが誰あろう神武天皇である!!

天皇家って・・・Σ(゚д゚lll)ガーン

更に深読みすると総てがワタツミの策略だったのだろうか・・・?!