アレクサンドロス本~初心者からヲタまで~

アレクサンドロス大王関連の数多ある書籍の中で
初心者にオススメの1冊としたらどれだろう?

平均的な成人日本人からしたら
アレクサンドロス大王が東方遠征して世界帝国を築いたってのは
常識の範疇には含まれていナイと思われるので
基本的な史実の紹介と解説も必要だが
それが高じて退屈な歴史の授業のようになってしまってるのはいただけナイ

これはアレクサンドロス本に限ったコトではナイが
本文はひたすら面白エピソード満載で冗長な説明は省いてある方が
初心者はもちろんだがヲタにも読み易く
本文の補完的な概要がまえがきだのあとがきだのにあり
できればビジュアル的な要素もふんだんに使用されてるのが望ましい

アレクサンダー大王―未完の世界帝国 (「知の再発見」双書)

創元社の「知の再発見」双書『アレクサンダー大王―未完の世界帝国』
ピエール・ブリアンの著書の邦訳で訳者は桜井万里子なのだが
まず桜井が日本人向けにギリシアとペルシアのそれまでの情勢を
序文でわかりやすく説明してるのが素晴らしい!

これでアレクサンドロス大王がどんな活躍をするのか
期待を促したトコロで迫力ある絵と簡易な文面での巻頭絵巻(※)があり
その生涯の全貌がうっすらと見えてきて本文に入り易くなってるるる~
この絵巻については作者名の明記がナイのでどういうモノなのか謎だ

本文は第6章までで131ページを要してて
全ページに必ず絵、写真、図などが配されてるので
どのページも文章より画像の割合が大きく読む部分が少ナイので
本を読み慣れてナイような初心者中の初心者にも読み易い
またそれらの資料がヲタにとっても貴重なのは言うまでもナイ

加えて巻末には別途に43ページに渡って「資料篇」があり
やはりほとんどのページに画像(モノクローム)が掲載されてて
更に年表あり、INDEX(索引)ありで「アレクサンドロス便覧」の様相を呈してて
自分もじっくり読むよりは確認作業に役立ててる1冊だ

そうしてブリアンは独りよがりなアレクサンドロス像を
初心者に先入観として押し付けてナイのが゚+.(・∀・)゚+.゚イイ
資料から自身が推察した人物像を構築できるのだ

とはいえ、なんせひたすら戦争してるだけで
それも一国の王として国を護るために戦地に赴くのではなく
戦場を求めて世界の果てまで行ってる感が否めナイし
自国マケドニアの政治は他人(父王の時代からの将軍)任せとゆー有様で
知れば知るほど意図が掴めナイ謎めいた人物なのだがねw

唯一気に入らナイのはアレクサンドロスの表記がアレクサンダーだってコトだ
他は総てギリシア語に忠実なのだが・・・(但し母音長音無視型)