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1999年のある日
本屋の店頭で『ゴーメンガースト』なるタイトルが目に留まり
どういう意味???と無意識に手に取って開いた

ゴーメンガースト (創元推理文庫―ゴーメンガースト3部作)

ゴーメンガースト城。
蜘蛛の巣と苔に覆われたこの巨城の当主は、いまだ年少の第七十七代伯爵タイタス・グローン。
無限に繰り返される煩瑣な儀式から逃れ、未知の世界へ脱出することを、タイタスは望み始めた。
一方、権力の階段を頂まで登り詰めたスティアパイクは、城をわがものにすべく、タイタスの姉フューシャを籠絡せんと謀っていた。
日一日と成長するタイタス、狡猾きわまりなき奸計の綱を張りめぐらすスティアパイク。
両者はついに雌雄を決すべき時を迎えた。
読者の世界観を一変せしめるアダルト・ファンタジーの巨編、<ゴーメンガースト>三部作は、いよいよ佳境に入る!

とあり、それが架空の城の名前だとすぐに謎は解けたし
この物語が(アダルト・)ファンタジー小説で
自分がまず絶対読まナイ分野の本だと判明したのだが
なぜかもう1枚ページをめくってしまうヽ(゚∀。)ノ

しかも実は三部作で構成は次のようになってて

I Titus Groan:タイタス・グローン
II Gomenghast:ゴーメンガースト
III Titus Alone:タイタス・アローン

『ゴーメンガースト』は2部に当たり
フツーなら1部の『タイタス・グローン』から読み始めただろうが
読む気がなかったからこそ、お構いなしに手にした巻を開く

タイタスは七歳。
与えられた世界はゴーメンガースト。
(中略)
おお、大いなる闇の中の小さき革命よ!

この出だしは自分にとって魅力に溢れてた!
なんせ主人公のタイタスがわずか7歳にして既に世界の頂点に座してて
しかもその世界が外界から閉ざされた空間(城)なのだ!!
ましてやタイタスはその最高の官位に就きながら
その地位を捨てようとしてる革命児ってのがもうね・・・ホゥ(*-∀-)

最下層民出身の革命家は掃いて捨てるほどいるし
それに味方する貴族階級の革命家だって珍しくはナイけど
生まれながらに最高位を約束されてて、それを得たのに革命家とは?!
遊びたい盛りなのを厳しく取り締まられての子供らしい反発か
あるいは老成して虚無感を見出してしまうのだろうか・・・まさか???

The Gormenghast Trilogy

更に読み進むコト数ページほど・・・
途中から読んでる不自然さを全く感じさせずに
登場人物の興味深い描写が既に死んだ人間も含めて延々と続き
物語の設定やここまでの展開が読み取れて
もうそのまま次へと読み進まずにはいられなくなった

胸騒ぎを覚えながら先へ読んでくと
まずは悪漢スティアパイクがタイタスの姉フューシャに迫るシーンがあり
ピエロのように振舞うスティアパイクとそれに少なからず惹かれるフューシャが
緊張感のある恐喝めいた奇妙なロマンスを繰り広げ
しばしフューシャと共にスティアパイクに翻弄されてしまう

その内にタイタスの母親ガートルードが登場するが
こんな面妖な人間がタイタスの母親なのかと度肝を抜かれる以上に

衝撃的なまでに母性を欠き、タイタスに1年も声をかけてやらず、

この一節が心に突き刺さった
あまりの予期せぬ切なさに眩暈がしてきた

タイタスは世界の頂点にいても【にんじん】なのだ。・゚・(ノД`)・゚・。

にんじん (岩波文庫)

【にんじん】とはジュール・ルナールの自伝的小説『にんじん』の中で
ひたすら母親に疎まれ続ける息子の呼び名だ

母親から全く無関心な対象の子供なんて?
母親に邪魔者扱いされる子供なんて?
母親が悪意を抱く対象が実の子供であるなんて?
世間は認めたくナイようだがそんな毒母は珍しい存在ではなく
【にんじん】のような子供はそこいら中にいるのだ

ここまでで60ページだがこれを一気に読んでしまえるほど
総ての描写が奇異で自分を熱狂させ続けたが
すっかり熱病に侵されたようになったと思ったら
タイタスに【にんじん】を見出してしまい
それ以上読むのが困難になった

いや、困難にはなったが意欲は増して
最後までタイタスを見守る決心をしてしまった
そして最初からタイタスを見据えたい気持ちも高まった

と、こうしてタイタスはまだ一言も発してナイ内に
自分を虜にしてしまったのだった・・・バタリ ゙〓■●゙

そうして2巻から読み始めて3巻を読んでから
最後に謎解きのように1巻を読んで納得したトコロで読了w
小説にしては随分変則的な読み方をしてしまったが
不思議なコトにこれで何も不都合がナイドコロか
むしろゴーメンガースト城が何だったのか
最後に謎が明かされるような形になっておもしろかった!!

それにタイタスは一応の主人公ながら全体を通して影が薄いので
1部から読んだらタイタスが主役とは思えなかっただろうし
3部でいきなり主役に躍り出たタイタスにも感情移入しづらかっただろう

2部でやっと7歳になった子供で唯一まともな感覚の持ち主なので
一様にエキセントリックで妖怪めいてるレベルの他の登場人物に比較すれば
それもまあ仕方あるまいて・・・

『にんじん』を知ってるだろうか?

原作はジュール・ルナールの自伝的小説で
母親に蔑まれる子供の日常が淡々と描かれてるが
昭和の時代の少年少女のための文学全集などに必須の1冊で
日本で数多の訳で出版されてるのは
アマゾンで検索すれば一目瞭然

何度か映画化もされてるが
日本で公開されたのは1932年のロベール・リナン主演で
監督がジュリアン・デュヴィヴィエのモノ
だが
最近では2003年のリシャール・ボーランジェ監督作品がある

にんじん 《IVCベストバリューコレクション~文学編~》 [DVD]

自分はどうも『にんじん』なるタイトルが子供騙しな気がして
(いや、当時は正真正銘、子供だったのだがw)
ずっと児童版を目にしてたのに読まずに過ごしていて
岸田国士訳の岩波文庫版を読んだのが小5の時で
その後、神奈川テレビで放映されてた映画(1932年版)を観た

主役のにんじんは同士だった

世間の圧力は子供に母親を慕い敬うよう強要するが
そこに憤りを感じずにはいられナイ仕打ちを母親から受けた子供だ

ただ、にんじんはそうと感じとってはいるが
最初の方ではまだはっきりと認識できずにいる段階で
母親や、更にはそれに同調する他の兄弟から受ける蔑みを
一身に背負い・・・きれずに悶えてる状態だった

だいたい、にんじんにはフランソワとゆー名があるのだが
この名で呼ばれるコトはなく
髪が赤毛(人参の毛)だからにんじん・・・
これはあからさまな蔑称ではナイようだが愛称とは言えまいて

誰の目にも明らかな折檻を受けるのは心身ともに悲惨だが
傍目にはそうとわからナイほどにちくちくやられるのも
日常、腑に落ちナイ感で心が軋み続けるので
憂さを晴らすために小動物に残虐な行為をしたりもする
(そこの部分だけは承服しかねるが・・・)

最終的には父親に毒母ぶりを訴えて
どんなに理不尽な状況に陥ってるか判ってはもらうのだが
そこで父親がにんじんを救う手立てをとるコトもなく
簡単に表現すれば「諦めろ」と諭されて
ハッピーエンドには程遠い結末を迎えるのである

映画版ではもう少しにんじんに悲壮感を与えてて
首吊り自殺を実行する一歩手前までの場面が描かれてるが
この辺になるともう自分には涙で画面が見えなかった(;つД‘)

実際、母親に疎まれるだけでは自殺に追い込まれようもナイが
映画でのにんじんは家族の中で疎外感を強く感じてて
その余りの居た堪れなさに絶望したのだ

さもキルケゴールの語るが如く
絶望するから生きる意味を見失って死に至る病を発し
短絡的な思考だとすぐさま自殺に走るのだが
にんじんは無知な子供だったからこそ
絶望の後には何もなく、単純に自殺行為に及んだのだ

だがしかし!
実は家族の外にこそ世界が広がってるのだし
確かに厄介な家族は一生モノの足枷だが
生活を共にする我慢はほんの10数年で構わナイのだ!!

自分は生まれながらに不屈の精神力を持ってたのか
理想世界(ユートピア)が目の前にいつも開けてたので
押入れに閉じ込められて真っ暗闇の中にいても
未来は輝いてた
(まあ間もなく理想と現実がかけはなれてると気付いたがなw)

また並外れて脳天気だったのか
家族に愛されなくても他人に愛されれば゚+.(・∀・)゚+.゚イイさ♪
親の庇護にあるたかが10数年間くらい
タダメシ食わせてもらってるのだから我慢しとこうヽ(´▽`)/
そうして未来を見据えてたので現状に蝕まれなかった
(まあ一時的には歯を食いしばって憤怒を堪えたりもしたがなw)

とにかく毒親の弱さに気づいて哀れんでやり
死なナイ程度に上手く抵抗して生きながらえれば
絶対に勝算があるのは子供の方なのだから
家族の中での存在意義を問う前に
世界の存在に希望を持って強く生き抜いて欲しい

それにしても『にんじん』は全く一般的ではナイ話で
まず母親をママと呼んだりして甘えたコトが記憶にある人には
(ある意味、それはごくフツーの親子関係なのだがw)
どんなに説明しようとこの親子の言動は理解不可能なのだろうね
尤も、毒親の支配下で人間としての尊厳を踏み躙られ続けてる子供が大多数
なんてのは世も末なのだがね(-_-;)

人に嫌われるのには理由がある
嫌われる本人にある場合もあるが嫌う方にこそ理由がある

恐らく毒親は自身の不幸を緩和するために
より不幸な人間を傍においておきたいのだろうが
その大元の不幸も願望(野望?)通りにならナイジレンマでしかなく
しかも叶える努力をせずに他人を当てにしてたり
宗教や占いに依存してるのに努力してる気になってたり
いずれ他力本願だからこそ、他人を羨むしかできナイワケだが
そこで頭にくるのはそばをうろちょろしてる天真爛漫な子供なのだ
毒親は子供を所有物とか奴隷と見做してて
これをいくら蹂躙しても構わナイ、と大いなる勘違いをしてて
何も悪いコトをしなければ、むしろ゚+.(・∀・)゚+.゚イイコであるほど
凄まじく疎み蔑み、人権を全く無視した言動によって
子供を完膚なきまでに痛めつけるのだ

もちろん子どもの側はひたすら面食らう
本能的には自分を保護するべき存在なはずだのに
直感的にはそいつからこそ身を護らなくてはならナイのだ
この矛盾を孕んだ底知れナイ恐怖は味わった者にしかわからナイだろう
生きた心地がしナイとゆーか、生き地獄とゆーか、死んだ方がマシ・・・

ここでまともにくらってやられてしまおうか?
もれなく自分で絶つか?どうやって?
今日やるか?明日やるか?

そうして死と隣り合わせに生きてみると
子供ながら色々なモノが見えて世の中がわかってくるが
そうなってみると生きてるのもおもしろくなるヽ(゚∀。)ノ

世界が広いから生きてやるp(-_-+)q
自分を必要としてくれる人間はきっと見つかる、見つけるるる~

にんじんにそう伝えたかったが
伝える術がなくて悔しかったので泣けた。・゚・(ノД‘)・゚・。

この『にんじん』は岸田国士訳の岩波文庫版を持ってるが
ふと電子書籍で探してみたらBookLive!に辻昶訳であったので
これも読んでみたくなって購入した

にんじん (岩波文庫)にんじん (角川文庫クラシックス)にんじん (ポプラポケット文庫 (409-1))

また岸田国士の以下の随想も青空文庫にあった

「にんじん」を観て
ジュウル・ルナアル
劇作家としてのルナアル

岩波文庫版はイラストもFelix Vallottonで味わい深い
ついでに彼の描いた著者ルナールが
シュールながら似過ぎてて゚+.(・∀・)゚+.゚イイ

人生において最良の本を10冊選ぶとしたら、何を選ぶか?

30年前に選んでたと思われる10冊(タイトル)なら

生きている地球(学研学習マンガ)
ビーグル号航海記(チャールズ・ダーウィン著)
幸福な王子(オスカー・ワイルド著)
にんじん(ルナール著)
シートン動物記(アーネスト・T・シートン著)
ハックルベリー・フィンの冒険(マーク・トウェイン著)
宝島(スティーヴンソン著)
クォ・バディス(シェンキェビチ著)
埋もれた世界(A・T・ホワイト著)
キュリー夫人 愛と科学の母(清閑寺健著)

これらは人生の初期段階で世界観を構築するのに役立ったが
人生の岐路においても常に道標となった

生きている地球 学習漫画 地球の歴史 (3) (学習漫画 地球の歴史)

『生きている地球』は虚弱体質だった幼少の砌に
通ってた小児科の待合室に置いてあり
【ビッグバン】から始まる地質時代の様子が描かれてて
それはまさに知りたかったコトだったので
読んでは興奮して更に熱が上がったw

生命の誕生から人類の誕生までの道程
要するに【進化論】には魂を揺さぶられたが
特に生命の誕生についてのオパーリンの【コアセルヴェート説】は
以来、「干潟」と聞いただけで涙が溢れてくるほど
神々しく美しい生命のスープの光景が胸を打った。・゚・(ノД`)・゚・。

そうして生きている地球を実感した自分は
更にダーウィンの『ビーグル号航海記』(※)によって
自然の厳しさ(ある意味無慈悲さ)と
そこに生きる生物の力強さと儚さ、強靭さとしなやかさといった
地球が織りなすドラマに感じ入った
【進化論】を構想するに至った経緯が綴られてる航海日誌

だから同時期にキリスト教かぶれの母親から
旧約聖書の冒頭の創世記による世界の始まりを押し付けられるも
話が矛盾しまくりで突っ込みドコロ満載な寓話としか思えなかったのだ

生温いお人好しの江戸っ子だった自分は
『幸福な王子』でワイルドのペシミズムに衝撃を受け
自分だけが母親に嫌悪されてると悲観してた時
『にんじん』で同士を見出してほっとした

『シートン動物記』で動物の生態に興味を持ち
とりわけ「狼王ロボ」でオオカミが大好きになり今に至るが
その後、椋鳩十の動物モノにも夢中になり
扱われてたワシ、イヌ、シカなども格別に好きになった

『ハックルベリー・フィンの冒険』や『宝島』は
後に海洋小説とそれを原作とした映画にハマるきっかけになったが
元より『ビーグル号航海記』からしてそうかもしれナイ

『クォ・バディス』(※)はキリスト教寄りの歴史小説だが
最も魅力的と思えた登場人物はペトロニウスで次いでネロとセネカだった
当時はまだキリスト教に対して反感は抱いておらず
もれなくこの小説こそが不信感を募らせる要因になったのだヽ(゚∀。)ノ
映画のタイトルでは『クォ・ヴァディス』、新訳(岩波文庫)だと『クオ・ワディス』

『埋もれた世界』はトロイア、エジプト、メソポタミア、マヤの
遺跡を発掘する夢に人生を懸けた考古学者たちについて
子供にもわかりやすく書かれてて(翻訳されてて?)
ここでまた古代文明、中でもトロイアに惹かれた

たくさんの伝記を読んだ内では『キュリー夫人』に1番感銘を受け
化学者としてノーベル賞を受賞した女性、なる肩書きに憧れて
自分も化学だけは執り憑かれた様に勉強したのだが
物理学を理解できるほどの知能は持ち合わせておらず。(´д`;)ギャボ
『クォ・バディス』の著者シェンキェヴィチも
同じくノーベル賞を受賞してるポーランド人なのだが
とは言え、2人の時代にはポーランドは地図上から消えてて
2人とも祖国独立を悲願してたのだった
結局、シェンキェヴィチは独立を目にする前に命尽きたが・・・

Bulfinch's Greek and Roman Mythology: The Age of Fable (Dover Thrift Editions)

上記10冊の他に世界観を構築するのに補助的な役目を担ったのが
山川出版の日本史用語集と世界史用語集と
旧約聖書・新約聖書、古事記、ギリシア神話など
愛読書と言うよりは便覧のように何かにつけ参照しまくった

自分はこの時点で最早、読書の醍醐味は
1冊の本を最初から最後まで読みこなして消化するだけに非ず
ふと目にした部分から読み取った魂の共鳴を通じて
時空を超えて改めて世界を読み解くコトにあると気付いて
それからは生真面目に読書をしなくなった・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

そして30年経った今、これらが電子書籍化されてるのを見つけると
再読したくなって、あるいは違う訳で読んでみたくて
とにかく買わずにはいられナイのだが
そうしてダブったトコロで手元にある本が手放せるかと言えば
愛着もあるのでなかなか難しかったりするるる~

それにしても電子書籍の販売サイトはどこも
哲学、科学、古代史、仏文学、独文学などのジャンルがなくて
欲しい本が探しづらいったらナイ!
三省堂は本店の4階をこよなく愛してるが
BookLive!では哲学書がどこに分類されてるか一見してわからん!!

kaiseisha

小学生の時に夢中になって読んでた本は
いわゆる不朽の名作ってヤツばかりだったので
児童版とてまさか絶版になろうとは思いもよらなかった

クオ・ワディス〈上〉 (岩波文庫)森鴎外全集〈10〉即興詩人 (ちくま文庫)嵐が丘 (新潮文庫)
愛の妖精 (中公文庫)マリー・アントワネット 上 (角川文庫)スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫)
荒野のおおかみ (新潮文庫)にんじん (岩波文庫)赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1)
ゲーテ全集 (7)ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)マリー・キュリー―フラスコの中の闇と光 (グレート・ディスカバリーズ)
ビーグル号航海記 上 (岩波文庫 青 912-1)レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 (岩波文庫 青 550-1)

神保町の古本屋でシェンキェビチの『クォ・バディス』を見つけて
懐かしさの余り購入して読んでたら
当時の想いが胸に広がって不思議なカンジがした・・・

そこで早速アマゾンで大人買いしようと探したのだが
児童版全集では『ビーグル号航海記』さえなくて驚愕した。(゚д゚lll)ギャボ

以下、少女世界文学全集一覧(【16】クォ・バディスの巻末より)

著者収録作品訳者
1モンゴメリー「赤毛のアン」村岡花子
2シェークスピア「ハムレット」「ベニスの商人」森三千代
3ハドソン「緑の館」野田開作
4アンデルセン「即興詩人」伊藤左喜雄
5チェーホフ「三人姉妹」「桜の園」大庭さち子
6シャーロット・ブロンテ「ジェーン・エア」榛葉英治
7プローティー「母の曲」宮内寒弥
8アボット「幸福の家」岸なみ
9ビョルンソン / ラーゲルレーブ「日向丘の少女」「沼の家の娘」山室静
10エミリー・ブロンテ「嵐が丘」船山馨
11ウィンスローエ「制服の処女」富沢有為男
12オルコット「若草物語」川端康成
13ツワイク「悲劇の王妃」大原富枝
14シェークスピア「ロミオとジュリエット」「夏の夜の夢」桂芳久
15ウェブスター「あしながおじさん」中里恒子
16シェンキェビチ「クォ・バディス」野田開作
17シュトルム「みずうみ」「三色菫」結城信一
18ウィギン「少女レベッカ」城夏子
19エレナ・ポーター「パレアナの青春」村岡花子
20プーシキン「大尉の娘」「スペードの女王」大庭さち子
21ゲーテ「君よ知るや南の国」森三千代
22パール・バック「大地」藤原てい
23ジョルジュ・サンド「愛の妖精」「魔の沼」三井ふたばこ
24ドストエフスキー「罪と罰」伊藤左喜雄
25オードー「孤児マリー」「光ほのか」畔柳二美
26小デュマ「椿姫」宮内寒弥
27シュランパ「少女シリアの死」大滝重直
28ヘッセ「春の嵐」「車輪の下」榛葉英治
29トルストイ「戦争と平和」未定
30ドーデー「ちび君」「風車小屋だより」未定
31ルナール「にんじん」未定
32ジイド「田園交響楽」「狭き門」今官一

実際ルナールの『にんじん』はこのシリーズにはなかったが
むしろ岩波文庫の通常版はイラストもFelix Vallottonで味わい深かった
そういえば彼の描いた著者ルナールがシュールながら似過ぎてて゚+.(・∀・)゚+.゚イイ

メリメの『カルメン』やモーパッサンの『女の一生』なんかあったのだな
参考LINK:偕成社少女世界文学全集 1960~1970年

1番のお気に入りは『クォ・バディス』だったが
この作品でネロとセネカとペトロニウスを知ったコトで
世界観がどれほど拡がり、それによって人生がどれほど豊かに潤ったか!!

次点は3作あって『嵐が丘』と『即興詩人』と『愛の妖精』だが
成長してからもこれらの通常版がずっと愛読書だ

逆にどうしても受け容れられナイのが
『赤毛のアン』『あしながおじさん』『ジェーン・エア』で
これは今でも変わらなく大嫌いだp(-_-+)q

シェイクスピアも当時はピントがズレてる気がして
人生においてずっとイマイチ好きになれなかったのだが
ごく最近読み直して作品によって好きなモノも出てきたトコロだw

嫌いではなかったけど怖かったのは『スペードの女王』だった。(´д`;)ギャボ
まあそのお蔭で賭け事には無縁でいる=無駄な損失はナイ

そしてスタンダールの『赤と黒』はこのシリーズでは読んでなかった
とーちゃんが持ってた完訳版のを読んでたのだ

ちょうど宝塚の『ベルばら』全盛期の時に『悲劇の王妃』読んで
フランス革命にハマったのだヽ(゚∀。)ノ

後にゲーテの『君よ知るや南の国』が
『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』の一部と知った時は
幼馴染みと再会したような気分だった

ヘッセについては『春の嵐』も『車輪の下』も゚+.(・∀・)゚+.゚イイのだが
やはり『荒野のおおかみ』ほどの衝撃はなかったな・・・

想いは尽きナイ・・・ホゥ(*-∀-)

子供の頃に本を読んでなかったら
今の自分はナイ

実際、自分はたいした人間ではなくて
世の中の基準からしたらクズみたいな存在だろうが
自分自身ではなかなか気に入ってるし
何より愉しんで生きてる

それとゆーのも本が
広大な世界観と尊敬すべき先達を知らしめてくれたからだ

皆もっと素晴らしい本をたくさん読めば
読んだ分だけ幸せになれると思うのだけどなあ・・・

それには子供の頃から読む習慣がなければいきなりは読めまい(-_-;)
しかし読むべき本がナイのだ・・・バタリ ゙〓■●゙

世界偉人伝全集一覧(少女世界文学全集【16】クォ・バディスの巻末より)

偉人表題著者
1野口英世「世界に誇る偉人」沢田謙
2キュリー夫人「愛と化学の母」清閑寺健
3西郷隆盛「維新の英傑」富田常雄
4ヘレン・ケラー「20世紀の奇跡」村岡花子
5豊臣秀吉「戦国統一の英雄」柴田錬三郎
6ノーベル「世界文化の恩人」崎川範行
7夏目漱石「永遠の文豪」多田裕計
8ナポレオン「運命の英雄」柴田錬三郎
9二宮金次郎「至誠と勤労の人」加藤武雄
10ナイチンゲール「クリミアの天使」岡田禎子
11織田信長「戦国偉大の英雄」真鍋呉夫
12エジソン「世界の発明王」中山光義
13福沢諭吉「近代日本の先覚者」沢田謙
14ベートーベン「永遠の楽聖」大滝重直
15紫式部「王朝文化の光」高木卓
16パスツール「愛の科学者」桶谷繁雄
17明治天皇「近代日本の建設者」寒川光太郎
18キリスト「愛の救世主」清閑寺健
19石川啄木「薄幸の詩人」野田開作
20アムンゼン「極地の探検家」寒川光太郎
21湯川秀樹「ノーベル賞に輝く」沢田謙
22ベーブ・ルース「世界の野球王」中山光義
23徳川家康「江戸幕府の建設者」吉田与志雄
24ジンギスカン「アジアの風雲児」尾崎士郎
25宮沢賢治「土と魂の詩人」浅野晃
26ダ・ビンチ「万能の天才」富永次郎
27勝海舟「智と意気の人」沢田謙
ミレー「愛の画聖」清閑寺健
日蓮「苦難の聖雄」福田清人
バッハ「近代音楽の父」大滝重直
島崎藤村「不滅の文学者」伊藤左喜雄
リンカーン「自由の父愛の人」那須辰三
戦国名将伝「智・情・勇の達人」浅野晃
ワシントン「アメリカ建国の父」沢田謙
一休禅師「警世の名僧」桑田忠親
ニュートン「近代科学の父」三石巌
芭蕉「自然を愛した詩人」伊馬春部
ガンジー「インドの聖雄」沢田謙
北里柴三郎「日本医学の恩人」未定
シューベルト「歌曲の王」未定
宮本武蔵「心眼を開いた剣聖」浅野晃
ファーブル「昆虫の詩人」小林清之介
樋口一葉「薄幸の才女」持丸良雄
ダーウィン「科学の偉人」中村浩
徳川光圀「憂国の名君」吉田与志雄
アインシュタイン「世紀の科学者」菅井準一
源頼朝「鎌倉文化の建設者」浅野晃
シュバイツァー「原始林の聖者」未定
聖徳太子「日本文化の建設者」未定
プルターク英雄伝「英傑群像」沢田謙

今はこういう偉人伝を読んで感銘を受けたコトのナイ子供ばかりなんだろうな・・・